忍者ブログ

日々是日常

映画の感想とか日記とか。好きなことを雑多に。

2025'11.22.Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009'12.08.Tue
□我が家の楽園
You Can't Take It with You (1938)
面白おかしいことを家族全員でやっているはずなのに滑稽に傾かないのは、全員本気かつそれが自然体だから。加えておじいちゃんの年輪と信念が裏付けを与えていて、見てるこっちは引き込まれます。おじいちゃん、素敵v
あと、私がその時代と文化に生きてないので、もしかしたらこの頃はこんなのもありだったんじゃないかという発送の飛躍が、わりかし現代劇に比べて楽なせいもあると思います。
ちょっとテーマをはっきり打ち出しすぎと感じるところもありますが、それ混みで素敵な映画でした。最後の纏め方も良かったと思う。
それにしても、ジェームズ・スチュワートって本当にぼんぼん役が似合うなぁ…。

□2012
ローランド・Eのディザスター・ムービー。試写会当たったので行ってきました。内容は無いだろうと思って全然期待していかなかったら思ったより楽しめました。地球がこうなったら、殆どの人は死ぬわけで、明日地球がこうなっても後悔しないように生きよう……と破壊される地球と死んでいく人々を前に内省モードに入って、人生について考えさせるという意味で変に成功してる気がする…。この映画の登場人物云々とかストーリー云々とかに途中からとやかく言うつもりはなくなったのは、あの中をあの状態で、アレだけあって死なないなら、この人たち何があっても死なないだろ……という所で興味が早々に失せたからです。だから私も勝手内省モードに突入したというか。映画館で見なければ、画面の力が弱まるのでそんな気分にもなれず、終わっていたかも。

□或る夜の出来事
引き続きF・キャプラ。ロマンチック街道一直線な話なんですが、すごく良かったです。なんだかんだ言いながら私は少女マンガ的展開が好きなんです。この監督、お互いにときめいてる空気感やすれ違いのテンポが本当に上手いんだ。好きv

↓以下、この間のチャイナタウンで立ったフラグが外れず、微妙にJ.ニコルソン祭に突入してます。そんなわけで長々と微妙な映画の感想が続くので畳みます。
PR
2009'11.11.Wed
・パーフェクト・ワールド
脱獄犯が子供を人質に逃げるがその子供と奇妙な連帯感を持つようになる。
子供がかわいい。主人公であるブッチの身の上について安易な回想シーンが入らず、周りの話や行動からそれが次第に浮かび上がってくるの所が良かった。ラストは泣けるけど、こういう状況を持ってこられたら泣けるに決まってるので、泣ける映画といい映画は違うんだと改めて思った。最期にイーストウッドの憤りが詰まった「どうすればいいのか、俺にもわからん」の言葉に、その状態の人々の悲喜劇的な何かを描きたかったのかなぁ。ちょっと分かりにくいけどね。

・天国から来たチャンピオン
うーん、もう一ひねり欲しかった。ラストは予定調和がちょっと見えすぎ。水先案内人は好みのタイプだったので、もっと出て欲しかったな…。

・失はれた週末
アル中で自称作家の主人公が更生院からかえってきて、また裂けにおぼれ始め断酒を決意するまで。
カット割りや、回想シーンの挿入方法、主人公のアル中の演技はすごく良かった。他はあらすじに書いた事が淡々と起こっていく感じ。ただ、主人公のアル中の演技が凄いので、それに見入っていると終わります。

・北西騎馬警官隊
19世紀のカナダの様子が分かる(しかもノースウェスト)だけでも、ポイント高いのですが、それ以上に画面作りとキャラクターの立ち方にぐぐぐっと引き込まれて、結構長かったのですが最後まで見てしまいました。水上のシーン等の合成は時代のせいもあってかなり微妙ですが、逆に人が沢山いる町のショットは、変に合成されてないせいか、人が集まったときに出る圧迫感が伝わってきて良かった。後、ヒロインにまったくタイプの違う女性を二人持ってきたのも良かったと思う。個人的に、陣営が分かれた親友同士の最期が切なかった…。本筋とはまったく関係ないのですが、個人的な萌どころでした。

・長い散歩
緒方拳と子供の演技は凄くよかったし、泣けた。理由はパーフェクトワールドと同じ。でも全編通して描こうとしているのが雰囲気と空気感だけな気がして、その辺りがちょっと苦手だった。

・バグダッド・カフェ(完全版)
画面の色彩が綺麗で、そのままボーっと観てたら苦にならず観終わった。不思議な魅力があるけれど、かなり主題歌と映像に頼ってる部分もあるのかなと思った。もう少し語ってもいいような気もする。主人公よりも、カフェの女店主の気持ちのアップダウンの方が伝わってきた。

・チャイナ・タウン
何処がいいかと問われると、ジャック・ニコルソンと答えてしまう。いや、相手役の女優さんもよかったんですけどね。製作者のコメントを聞いて、チャイナタウンが示唆するものがそこで始めて分かったので、思わずそれから勢いで本編をもう一度再生してしまった…。普通の謎解き探偵ものだと思ってみてたら、途中から後半、主題がミキサーで引っ掻き回されたようになって終わった。でも尾を引くような吸引力があって何度も観たくなるのは、結局人と人とのやり取りに魅力があるからだと思う。スクリーンで見たかったな。

・PUSH 光と闇の能力者
うん、見終わった後に何も残らなかったよ(笑 ジャンパーの時も思ったけど、この手の、全容の見えない悪の組織と戦う系の話(しかも根本的解決がなされない)が、私は苦手です。後、この話のラストに向けて盛り上がってく展開としてのギミックが能力と関係ない主人公のアイディアで画面的に映えないので、おおおおという感じが上手く伝わってこない。後、画面を切りすぎ。動かしすぎ。それが売りなんだろうけれど、ずっとそれだと緩急が逆に無く感じてしまう。
2009'09.22.Tue
というわけで、ジャックニコルソン繋がりで「恋愛小説家」を観なおしてみたり、「最高の人生の見つけ方」を見たりしてました。どちらも本当、ぶきっちょな親父の役が似合うな…ふふふ、ふふふふふvv

「恋愛小説家」
やっぱり上手いなぁ。特に脚本が。緩急の付け方が上手いんですよね。ベタベタに恋愛系って押してるわけでもないのに、気がつくとぐぐっと来てる。主人公はキャロルを好きだって、口に出して言ってる所ほぼないのに(ていうか、この人の性質上言えないんです)でもすごく伝わってくるのは、この主人公が、恋愛してる人特有の変な動きをずーっとしてるからで。周りやキャロルが振り回されるのに観てるこっちも同調して一緒に振り回されてる感じがする所もまたいいんだろうと思います。

「最高の人生の見つけ方」
一見強引そうだったり、我が強そうに見えても、夜一人で泣いてたりとかするんだなー。はー、弱いなー。
全体の内容はそこそこ。すごくよかった…とまではいかないけれど、普通に良い話でした。おじいちゃん二人のランデヴーは目の保養になりました。
2009'09.18.Fri
現在、ウル映画も公開されていることだし、私の心の中でヒュー祭とウル祭が開催されています。そんなわけで、久しぶりに「ニューヨークの恋人」を観なおしてみました。シュライバーとヒューの共演作でもあるので、そんな意味でも楽しい映画ですv 初めてこの映画を観たときは、あまり主役のケイトに入れなくて、レオがなんでケイトを好きになるか全然わからなかったのですが、久しぶりに観たら以前程でもなかったかなー。でも、やっぱり相変わらず運とタイミングが果たしてる役割がすごく大きく見えました。私もレオを拾いたい……。本当に夢の王子様ですvv

ヒュー演じるレオの存在感と(勿論シュライバーもいい味出してる)、この話の設定が個人的に物凄く好みでなので、ヒュー主演の映画の中でも私の中で別格です。(ケイトに改良の余地があると思うので花丸満点はつけられませんが…。)
今調べたら、監督のジェームズ・マンゴールドってYUMAと同じ人なんですねー! ちょっとびっくり。今度他の作品も見てみようかと思います。

あ、この話の中で、一番リアリティが無かったのは、ケイトがシュライバー演じるスチュアートと過去4年付き合ったという設定でした(笑 レオが現代に来るよりよっぽど信じられなかった所がある意味すごい(笑 でも、それくらいヒューのレオは抜群の説得力なのです。
それにしても、これ8年も前なんですねー。ヒューもシュライバーもぴちぴちしてますv 腐的な感想を言うと、スチュアートともっと絡めとか、レオは何で初めてスチュアートを見たときも二回目も、そんな必死で追いかけたの?何の運命感じたの?とか、そのうち次元の裂け目今度は無理矢理開いて、スチュアート1876年に行っちゃうよ?とか、もっと言うと設定的に財政難で無理矢理結婚……の前に色々ごにょごにょな事をさせられたりしてなかったの?とか、そんなレオ受けな話が読みたいとか……思いました。あれれ、前に見たときはそんなことは思わなかったのになぁ……。まぁ、月日の流れは人を腐った大人に変えるということです。
何処かでそんな話を見かけた事があるとか、むしろ私書いたとかいう方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。お願いします!

また話は変わります。この前、BSで「イージーライダー」やってましたが、例のごとく、ジャック・ニコルソンが出てくる所だけ、じーっと観てしまいました……。何か、私どうも本当にこの人が役者として好きらしいです。(人としてどうかとかは、まだあまりよく知らないので……)目とか、表情とか仕草がこう………切れると言うか、残ると言うか……。単純に好みの問題らしいので、もう諦める事にします。心のウルヴァリンになる前にも、そういえば恋愛小説家とか、アバウトアシュミットとかでも妙に気になる人だったので…。ジャック・ニコルソン関係はヒュー関係よりも全然量が多いので、余裕があるときに少しずつ楽しもうかと思います。

映画って監督、役者関係でタイトルを追っていくと思わぬ広がりを見せるので、楽しいなぁと思いつつ…。
2009'09.01.Tue
□フィラデルフィア物語
コメディ……なんだろうけれど、私的には今一面白さが伝わってこなかったかも。当時のアメリカの貴族的立ち位置の人に対する大衆の反応とか空気が分かっていれば違うのかも。キャサリンへップバーンは表情が豊かなところがいい。そして、この時代の美人像は嫌いではないけど、ちょっと眉が離れてて垂れ目がちなんだよなぁ。
ラスト、ちゃんと収まるところに収まったのはある意味すごいかも。この遠回しな感じ中々伝わりづらいと思う。

□グローリー
南北戦争の資料に……と安易な気持ちで借りました。主人公がちょっと線が細かったのもあって、今一乗れなかった。後、モーガンフリーマン良いところ持っていきすぎ。若いデンゼルはぎらっとしてて存在感あった。
当時黒人を戦列に加えなかった理由とか、心理とかはよく伝わってきたので、その辺りは良かったかな。でも、繰り返しになるけれど、主人公の影が薄いので、映画としては微妙だと思います。

□その男、ゾルバ
このギリシャ人め!!反則だ!!と思わず叫びたくなる位ゾルバ役のアンソニー・クインがいいvv こういう本能を体現しながら自分に正直に生きている男の人には本当に格好かわいいくて、惹かれます。自己中なとこもまた、憎めないんだ。そりゃバジル(アラン・ベイツ)も惚れちゃうよ…。「ヘイ、ボス、あんたが好きだ!」とか言われたら、女なんかどうでも良くなっちゃうね(笑 ラストの二人のダンスも大変ホモ臭くてよろしかったと思います。大好き!!

□あなただけ、今晩は
全員英語を話しているけれど、フランスが舞台。
フランス人が英国紳士に化ける件で、彼らの真似を大げさにやるところに、誇張されたイメージ像とイギリス英語が見事に出てておかしかった。
話は勿論結構荒唐無稽だけれど、コメディなので毒にも薬にもならない。紐を食わせるのが娼婦のステイタスと言ってはばからないヒロイン(娼婦)の考え方に、そうか……所変われば…だなぁと思わず手のひらを打った。 ファッションや小物の色使いが可愛いかったv

□戦場にかける橋
デビットリーン監督のあれです。長いはテンポがゆっくりだわで馴れるまでは眠かったりだるかったりするのですが、馴れると人の行動や思考の速さと通じるテンポなので、いい味に変わってくる。戦場ではあらゆるもの…努力も人の営みも破壊されるという事実を真面目にやって滑稽に見せてる感じ。この坦々とした感じが悲喜劇なんだと思った。最後に軍人で無いと言いきった軍医の言う「madness...madness...」の一言につきる。(邦訳では「信じられない」になってたけど、やっぱここはマッドネスでしょう…)

□夜
ミケランジェロ・アントニオーニの白黒映画。恋愛の悲劇性を描いた映画らしい。半分位まで、まったく説明がないまま進むのですが、主役の女優さんのすっきりしない表情や影を感じさせる態度、街の風景に魅せられて苦にならないまま観てしまう。ラストの夫への告白、思わせぶりに重なるセリフ。歳月の不条理の恐ろしさに胸が痛くなる。個人的には好みですが、フィーリング映画な気がするので、物語性は薄いです。

□天と地
オリバーストーン監督。ベトナム戦争の参考として…以下略。
あまり感想が思い浮かばないなぁ。坦々と描かれてたので、坦々とそのまま観てしまったような気がする。
それよりも、トミーリージョーンズと主人公の女優さんの、体格差がすごすぎて、ある意味犯罪的だった……。

□女猫
第二次世界戦中のフランスでナチスに対するレジスタンス活動には市井の女性も参加していたという話。最初に、実話を元にしているが、実際の裁判記録とは異なるとちゃんと出てくるのがよかった。色々と見えないエンタメ改竄を入れる今の映画にも見習って欲しい。
ストッキングを脱いで素足で歩く…というのが女性に対する恥辱を伴う拷問として機能した時代世情を想像してみた………うーん、未知の世界だ……。
ただちょっと女性の描き方に偏見を感じた気がする。ラストの心理的圧迫感は辛い。

□3時10分、決断の時
すごく良かったです。前半はわりかし静かに坦々としている進みが、後半の推進力にちゃんと繋がっているところがすごい。 ラッセルクロウとベールの押さえた演技と、差し込まれる言葉少ないメッセージが話に更なる深みを加えていると思う。
ラストも全員の葛藤が渦巻いてるのが伝わってきてすごくドキドキした。進んでいく列車にに被さるように、エンドマーク後に引きずっていかれる気持ちが残って、いつまでもガタゴト音が消えませんでした。そんな余韻も素晴らしい。
個人的に最後のホテルで、べンとダンが向かい合ってべンが実は絵を描いているところで、ダンの瞳に光が差し込んで緑が映えるシーンがすごく好き。(※べンは緑の目の女が好きと劇中で言っている)

□サイケデリック・タイムトリップ
短めコメディ。なんてことない半滑りな内容なのですが、1976年のカラフルでサイケな雰囲気が微笑ましくて、つい最後までぼけーっとみてしまった。この大味感がアメリカポップカルチャーのイメージだったんだよなぁ…と。今では懐かしく、こんな格好した人いたら問答無用でコスプレの域ですが、緩く笑うには十分。
ラスト、未来が楽しそうな70年代色で染まってたのににんまりしてしまった。楽しそうでいいなぁ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8
«  BackHOME : Next »
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
今週やりたいこと
・5月の本のプロット(30%)


前のTODOは残ってるので
5月以降に復活します。
最新コメント
[01/21 暁]
[10/24 暁]
[08/21 暁]
[10/24 暁]
[07/24 月陽]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
月陽
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア

日々是日常 wrote all articles.
Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]