2009'11.11.Wed
・パーフェクト・ワールド
脱獄犯が子供を人質に逃げるがその子供と奇妙な連帯感を持つようになる。
子供がかわいい。主人公であるブッチの身の上について安易な回想シーンが入らず、周りの話や行動からそれが次第に浮かび上がってくるの所が良かった。ラストは泣けるけど、こういう状況を持ってこられたら泣けるに決まってるので、泣ける映画といい映画は違うんだと改めて思った。最期にイーストウッドの憤りが詰まった「どうすればいいのか、俺にもわからん」の言葉に、その状態の人々の悲喜劇的な何かを描きたかったのかなぁ。ちょっと分かりにくいけどね。
・天国から来たチャンピオン
うーん、もう一ひねり欲しかった。ラストは予定調和がちょっと見えすぎ。水先案内人は好みのタイプだったので、もっと出て欲しかったな…。
・失はれた週末
アル中で自称作家の主人公が更生院からかえってきて、また裂けにおぼれ始め断酒を決意するまで。
カット割りや、回想シーンの挿入方法、主人公のアル中の演技はすごく良かった。他はあらすじに書いた事が淡々と起こっていく感じ。ただ、主人公のアル中の演技が凄いので、それに見入っていると終わります。
・北西騎馬警官隊
19世紀のカナダの様子が分かる(しかもノースウェスト)だけでも、ポイント高いのですが、それ以上に画面作りとキャラクターの立ち方にぐぐぐっと引き込まれて、結構長かったのですが最後まで見てしまいました。水上のシーン等の合成は時代のせいもあってかなり微妙ですが、逆に人が沢山いる町のショットは、変に合成されてないせいか、人が集まったときに出る圧迫感が伝わってきて良かった。後、ヒロインにまったくタイプの違う女性を二人持ってきたのも良かったと思う。個人的に、陣営が分かれた親友同士の最期が切なかった…。本筋とはまったく関係ないのですが、個人的な萌どころでした。
・長い散歩
緒方拳と子供の演技は凄くよかったし、泣けた。理由はパーフェクトワールドと同じ。でも全編通して描こうとしているのが雰囲気と空気感だけな気がして、その辺りがちょっと苦手だった。
・バグダッド・カフェ(完全版)
画面の色彩が綺麗で、そのままボーっと観てたら苦にならず観終わった。不思議な魅力があるけれど、かなり主題歌と映像に頼ってる部分もあるのかなと思った。もう少し語ってもいいような気もする。主人公よりも、カフェの女店主の気持ちのアップダウンの方が伝わってきた。
・チャイナ・タウン
何処がいいかと問われると、ジャック・ニコルソンと答えてしまう。いや、相手役の女優さんもよかったんですけどね。製作者のコメントを聞いて、チャイナタウンが示唆するものがそこで始めて分かったので、思わずそれから勢いで本編をもう一度再生してしまった…。普通の謎解き探偵ものだと思ってみてたら、途中から後半、主題がミキサーで引っ掻き回されたようになって終わった。でも尾を引くような吸引力があって何度も観たくなるのは、結局人と人とのやり取りに魅力があるからだと思う。スクリーンで見たかったな。
・PUSH 光と闇の能力者
うん、見終わった後に何も残らなかったよ(笑 ジャンパーの時も思ったけど、この手の、全容の見えない悪の組織と戦う系の話(しかも根本的解決がなされない)が、私は苦手です。後、この話のラストに向けて盛り上がってく展開としてのギミックが能力と関係ない主人公のアイディアで画面的に映えないので、おおおおという感じが上手く伝わってこない。後、画面を切りすぎ。動かしすぎ。それが売りなんだろうけれど、ずっとそれだと緩急が逆に無く感じてしまう。
脱獄犯が子供を人質に逃げるがその子供と奇妙な連帯感を持つようになる。
子供がかわいい。主人公であるブッチの身の上について安易な回想シーンが入らず、周りの話や行動からそれが次第に浮かび上がってくるの所が良かった。ラストは泣けるけど、こういう状況を持ってこられたら泣けるに決まってるので、泣ける映画といい映画は違うんだと改めて思った。最期にイーストウッドの憤りが詰まった「どうすればいいのか、俺にもわからん」の言葉に、その状態の人々の悲喜劇的な何かを描きたかったのかなぁ。ちょっと分かりにくいけどね。
・天国から来たチャンピオン
うーん、もう一ひねり欲しかった。ラストは予定調和がちょっと見えすぎ。水先案内人は好みのタイプだったので、もっと出て欲しかったな…。
・失はれた週末
アル中で自称作家の主人公が更生院からかえってきて、また裂けにおぼれ始め断酒を決意するまで。
カット割りや、回想シーンの挿入方法、主人公のアル中の演技はすごく良かった。他はあらすじに書いた事が淡々と起こっていく感じ。ただ、主人公のアル中の演技が凄いので、それに見入っていると終わります。
・北西騎馬警官隊
19世紀のカナダの様子が分かる(しかもノースウェスト)だけでも、ポイント高いのですが、それ以上に画面作りとキャラクターの立ち方にぐぐぐっと引き込まれて、結構長かったのですが最後まで見てしまいました。水上のシーン等の合成は時代のせいもあってかなり微妙ですが、逆に人が沢山いる町のショットは、変に合成されてないせいか、人が集まったときに出る圧迫感が伝わってきて良かった。後、ヒロインにまったくタイプの違う女性を二人持ってきたのも良かったと思う。個人的に、陣営が分かれた親友同士の最期が切なかった…。本筋とはまったく関係ないのですが、個人的な萌どころでした。
・長い散歩
緒方拳と子供の演技は凄くよかったし、泣けた。理由はパーフェクトワールドと同じ。でも全編通して描こうとしているのが雰囲気と空気感だけな気がして、その辺りがちょっと苦手だった。
・バグダッド・カフェ(完全版)
画面の色彩が綺麗で、そのままボーっと観てたら苦にならず観終わった。不思議な魅力があるけれど、かなり主題歌と映像に頼ってる部分もあるのかなと思った。もう少し語ってもいいような気もする。主人公よりも、カフェの女店主の気持ちのアップダウンの方が伝わってきた。
・チャイナ・タウン
何処がいいかと問われると、ジャック・ニコルソンと答えてしまう。いや、相手役の女優さんもよかったんですけどね。製作者のコメントを聞いて、チャイナタウンが示唆するものがそこで始めて分かったので、思わずそれから勢いで本編をもう一度再生してしまった…。普通の謎解き探偵ものだと思ってみてたら、途中から後半、主題がミキサーで引っ掻き回されたようになって終わった。でも尾を引くような吸引力があって何度も観たくなるのは、結局人と人とのやり取りに魅力があるからだと思う。スクリーンで見たかったな。
・PUSH 光と闇の能力者
うん、見終わった後に何も残らなかったよ(笑 ジャンパーの時も思ったけど、この手の、全容の見えない悪の組織と戦う系の話(しかも根本的解決がなされない)が、私は苦手です。後、この話のラストに向けて盛り上がってく展開としてのギミックが能力と関係ない主人公のアイディアで画面的に映えないので、おおおおという感じが上手く伝わってこない。後、画面を切りすぎ。動かしすぎ。それが売りなんだろうけれど、ずっとそれだと緩急が逆に無く感じてしまう。
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