最近観た映画11/8～11/30

□我が家の楽園
You Can't Take It with You (1938)
面白おかしいことを家族全員でやっているはずなのに滑稽に傾かないのは、全員本気かつそれが自然体だから。加えておじいちゃんの年輪と信念が裏付けを与えていて、見てるこっちは引き込まれます。おじいちゃん、素敵ｖ
あと、私がその時代と文化に生きてないので、もしかしたらこの頃はこんなのもありだったんじゃないかという発送の飛躍が、わりかし現代劇に比べて楽なせいもあると思います。
ちょっとテーマをはっきり打ち出しすぎと感じるところもありますが、それ混みで素敵な映画でした。最後の纏め方も良かったと思う。
それにしても、ジェームズ・スチュワートって本当にぼんぼん役が似合うなぁ…。

□2012
ローランド・Eのディザスター・ムービー。試写会当たったので行ってきました。内容は無いだろうと思って全然期待していかなかったら思ったより楽しめました。地球がこうなったら、殆どの人は死ぬわけで、明日地球がこうなっても後悔しないように生きよう……と破壊される地球と死んでいく人々を前に内省モードに入って、人生について考えさせるという意味で変に成功してる気がする…。この映画の登場人物云々とかストーリー云々とかに途中からとやかく言うつもりはなくなったのは、あの中をあの状態で、アレだけあって死なないなら、この人たち何があっても死なないだろ……という所で興味が早々に失せたからです。だから私も勝手内省モードに突入したというか。映画館で見なければ、画面の力が弱まるのでそんな気分にもなれず、終わっていたかも。

□或る夜の出来事
引き続きF・キャプラ。ロマンチック街道一直線な話なんですが、すごく良かったです。なんだかんだ言いながら私は少女マンガ的展開が好きなんです。この監督、お互いにときめいてる空気感やすれ違いのテンポが本当に上手いんだ。好きｖ

↓以下、この間のチャイナタウンで立ったフラグが外れず、微妙にJ.ニコルソン祭に突入してます。そんなわけで長々と微妙な映画の感想が続くので畳みます。

□NY式ハッピーセラピー
微妙…。全体的にテンポも良くなかったし、主人公にも感情移入できなかった。だから最後の最後で話がひっくり返るのもあまり…おおーという気になれない。多分誰にも感情移入できなかったから…かなぁ。

□恋愛適齢期
私この映画見てました。再生してすぐに気がついた位、内容も大体覚えてた。何繋がりで見たのかまでは記憶に無い…。主演の二人の演技がよく合っていて、二人が絡むシーンは見ていると自然に引き込まれます。いい映画です。好き。コメンタリーも面白かった。

□郵便配達員は二度ベルを鳴らす
この頃のジャックはギラッとしてていいですねー。
相方のジェシカ・ラングも雰囲気面では負けてない。ラストのフェードアウト感はに最初ええ？となりましたが、これもアメリカ・ニューシネマとかいうのに入るのかな？

□アバウトシュミット
ままならない様子がままならないまま素直に描かれているので、この手の話の中でも特に淡白な感じがした。多分何かしら体験が重なる人には別の味わいがかかるんだろうなとも思った。が、ちょっと自分には訪れそうにないシチュエーションだ…。

□ア・ヒュー・グッドメン
トムクルーズの顔を見ると、あ、90年代…と思ってしまう。
海兵隊と軍事法廷について常識レベルの基礎知識が欲しかった。＜自分に
法廷ドラマなので、画面に動きが足らないのはしょうがないのですが、足らなかった。最後も今一盛り上がらないし。あまり映画に向かない題材なのかも。

□マーズ・アタック
わー…、きっつー………（苦笑＜脱力系
ゲテモノ系B級グルメをおなか一杯なのに突っ込まれた気分。いや、でも意思疎通不可能な宇宙人の侵略に始まって悪趣味な色々があって、何の変哲もない人の営みが破壊されたり、抵抗したり色々がB級っぽく描かれ、ゴチャゴチャっとして………、「とにかく、地球は救われた！」と最後にギャグ漫画っぽくテロップを入れたくなる位、漫画風味でした。ティムバートンらしいヘンテコさ。

□イーストウィックの魔女たち
悪魔的な魅力…？ デイルが寂しかったからって切れるところがらしくていい。でも女を怒らせたら怖いよ（笑　悪魔より魔女のが全然強いし怖かったっていうのは納得。終わり方が洒落てていい。

□男と女の名誉
ひぃっ…！女って怖い…！！ラストのワンショットで、逃げてぇぇぇっっっ！！！と叫んでしまった。

□愛と追憶の日々
人の一生見せます系の映画。個人的にはあんまり乗れなかった。

□プレッジ
これもある意味リタイア後の葛藤に入るのかな…。でもこっちの方はリタイアじゃなくても分かるところもあった。