ウォッチメン

観てきました。
以下率直な感想。ネタバレなし。
あんまり褒めてないので嫌な方は見ないで下さい。
それから、私はこの監督と合わないだけかもしれないので、あまり真剣に取らないで下さい。
因みに、原作は読んでません。

なんか、一言で言うと疲れました。

情報量が多すぎて、こっちの消化を待たずにどんどん進んでいくので筋を追うのに精一杯で、あまりいいとか悪いと感じる余裕が無かったです。
これは私の頭の回転が遅いせいなのかもしれないので、もっと理解が早い人ならそうでもないのかもしれません。
またそれとは別の次元の話として、時代モノなのにあらゆる物事のテンポが現代的で、どうにもあの時代っぽくないのが一番気になりました。

映像や細部はこだわって作っているのが伝わってきて、その辺は良かったと思うのですが、それだけだったら、別に映画じゃなくてスチールとかでも満足出来る気がするとも思ったりしました。

なんて言ったらいいんだろうか。再現と編集の心意気は伝わってくるんですが、監督の伝えたいものが伝わってこない何ともいえない気持ち悪さがありました。300の時にも思ったのでこの人はもうこういう人で、私がこの人と合わないだけなのかと少し考えてしまいました。

私は少しですがアメコミに親しんでいるのであれをこんな感じでまとめたのね…といった想像をしたりする素地があると思っています。（私はまだ原作を読んで無いけども）ですので、この映画への点数配分がそうでない人と違うだろうと自覚もあります。なので、アメコミの映像化という点では心意気を酌みます。映像化してくれてありがとう！ けれども、映画という枠で考えるとちょっと辛い。色々と辛い…。

纏めはSFものにありがちな方向だったので、個人的にはあまり新鮮味がなかったかも。そして、やはり予告編は色々と嘘だと感じたのでした（特に日本のね）（苦笑