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日々是日常

SWとアメコミをこよなく愛するヲタクの日常。腐女子的発言多数のため注意。

2024'09.22.Sun
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2010'09.02.Thu
前のエントリでも書きましたが。
個人的には微妙な出来だと思ってます。

以下、感想。ネタばれてます。
褒めてませんが、それでもいいよという方はどうぞ。

私は基本脇キャラに目が行きますが、それは萌とかそっち系であって、主人公の心情に得心が行かないと物語が楽しめないんです。

私はこのコブという主人公の人間性にちょっと引っかかりを感じます。
理由はどうあれ、極論をいうと奥さん殺したのってつまりコブなわけじゃあ…。そんなはずじゃなかったって言っても通らないって所を消化しないまま、話は終わったよね。
子供に会いたい。そりゃあ結構。でも、会ってなんていうの。奥さんが夢に出てこなくなったらそれで解決したことになるの?子供には一生説明できないままなのでは?とか。
纏めると、この人が奥さんを死なせる原因を作ったからくりは分かったけど、コブの人生的には何の解決も無いって所が個人的にもやっとした原因なんだと思う。

最後コマは回ってますけど、止まらなかったら、2時間以上妄想を見せられていたってことで、それはあまりにもあまりなので、話として成立してるとは言わせない。言わせたくない。でも、止まったとしても前述の解決するべき主人公の問題は棚上げになったまま。

現実問題として、解決すべき部分がごそっと抜けた感じが。人の感情の触れとか、本当に大事な部分は現実とのリンクなしではなし得ないっていう事を結局言葉で説明してしまった所が駄目なんだと思う。(コブの回想モノローグ)

映像すごかったとか、色々あったかもしれませんが、手段と目的が摩り替わってるというか。や、これはインセプションとその設定と手段を見せたい、そういう映画ですっていうなら、はいそうですか…というしかないけれど…ね。
外堀を埋めるように語られるモノローグの回数(同じ映像も多いしちょっとくどい)をもっと減らして、そっちの解決をしつつ結んだほうが説得力あるし、もっと伝わる映画になったと思う。

全体はノーランさんカラーの理詰めで外堀を埋めてきつつ、最後残った穴の部分を明かして終了。しかもそれは多分に叙述トリック的、というパターンがいつも以上に利いててちょっとね…。

でも、1年くらい前に見てたらもうすこし褒めてたかも。今よりも現実ではないどこかに飛びたいという憧れと、想像力に対する全能感を信じていた時期ですから。
つまり、自分の気の持ちようで映画の感想も変わるんだなという当たり前の事を思い至りつつ、改めて現実との関わり方を考えさせられました。
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