300

行ってきました。
うーん、ちょっと点数辛めですので隠します。あ、ネタバレはしてません。

何だか、久しぶりにタイプの違うアメコミ映画を見た感じ。
今まで見てきたのは連綿と続くストーリーの中で何をどう切り出して、かつ映画的な魅力もプラスして2時間ちょっとに綺麗に納めるか…という手腕を問われる代物だったわけです。
が、今回は、88p（だから本文はもっと短い）のグラフィックノベルズを忠実に再現する方向での映像化なわけですよ。あまりコマも混んでなさそうな気がするし。そんな88pの漫画を2時間にしてるんだから、話密度的にちょっと難有な部分を感じるのはまぁ当然なのかもしれません。もう少しタイトに纏めて60分位のアニメにしたらどうだろうと思ってしまいましたよ。スピード＆スローの演出も実写では出来ないデフォルメパースと合いそうな気もするし。
エンディングのアニメーション、格好良かったなぁ。あんな感じでやられたらきっともっとドキドキしたかも。＜所詮根は二次元好き

成功するにしろ、失敗するにしろ。漫画を実写にするということは何らかのチャレンジが求められるような気がするのですよ。アレンジだったり、オリジナリティだったり、組み合わせたストーリーの手綱を取りながら実写で映画というエンタメに組み直す必要がある。
オープニングの回想シーン。狼と対峙する主人公。あれ漫画をそのまま抜き出したような感じだった。本当に。それはそれで素敵だし、見られる表現だけれど。どうにも付きまとう再現の臭いが気になった。しっかり、再現を見せられると、なんだかんだでそれ+αを求めている自分に気がつく。
そのままやってくれとか、変なオリジナルを入れるな…とか実写化で明後日の方向に頑張られるために思うけれど。それでも、その挑戦の心意気はプラスディライトなんだなぁと（苦笑

まぁ、勿論映像は綺麗でしたよ。ちょっと同じカラーで続きすぎな感じはしますが。
皆様の筋肉が眩しかったです。久しぶりに良い肉を普段見られないパーツまでしっかり見えて、そう言う意味では満足ですｖ　ただ爺指数が低かった。思ったよりも低かった。カウンシルの面々では弱い。…なんだ、これは先週大画面でケイン様をたっぷり堪能したせいなのか……。ふっ………分かりやすいな自分。

何だかあまり感想になってないかもしれませんが、話は無いようなものなのでこうならざるを得ないのかなぁと。色々と惜しい映画だった。