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日々是日常

SWとアメコミをこよなく愛するヲタクの日常。腐女子的発言多数のため注意。

2024'09.25.Wed
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2008'08.04.Mon

TDK

今日も今日とて地元の友人を捕まえて行ってきました、TDK。

3回目ともなると、脳内補完で勝手に話を作ろうとし始めて困ります。そんなわけで、これ以上観ると、客観的な感想が書けなくなりそうなので、本公開前ですが、感想を纏めようかと思います。
確かにネタバレは厳禁で観に行った方が楽しいのですが、そのせいかあまり感想を見かけなくて、もう観たこっちとしては寂しいの。

というわけで、映画を観た人だけどうぞ。
以下、盛大にネタバレ。

1回目の所感でも書きましたが、入れるか入れないかでこの映画の感想は大分変わってくると思います。
作中でジョーカーも言ってましたが、想定外の事が起ると人はパニックになるわけで。ついでにいうとそれを引き起こすのは恐怖。まず、ジョーカーと続く展開の恐怖を自分事に出来るかどうかで、体感速度が大分変わります。

策略家肌の人はそうでない人より、この映画が恐いと感じると思います。その理由はジョーカーがしっかりデントに言ってますが、実は改めて言われなくても、多分このタイプの人は殆ど理由を知ってる。筆頭のブルースも知ってると思う。だから恐くてたまらないんだろうな…と思うと、大分見方が変わります。
原因があって結果があると思うタイプなら貴方もそうです。私もそうです(笑

そんなタイプの怖がりなので、私は初っ端からもう呑まれていて。1回目は本編通して2時間30分の恐怖体験から闇に突入という流れに震撼しながら圧倒されて終わりました。この時点では私の中で、この映画はパニック映画に分類されてました。

その他気になったところは、アーロンのデントとトゥーフェイスがイメージじゃないとか、トゥーフェイスの使い方勿体ないとか、レイチェルの態度が煮え切らないとか、あんまり美人じゃな…もにょもにょ…とか、アルフレッド格好いい!! 昔何やってたの!(笑 とか、初めて観る人はブルースが本気でやなヤツに見える瞬間が何度もあるんじゃあ…とかその程度。細部は高速道路の風景みたいに流れていってしまった感が。ギミックもアクションも凄いんだろうけれど、そこにこだわって見てる余裕なんかなかった。

この次に何が起るか分からない恐怖というものに、この映画が大分依存した作りになっていて(それができちゃった事がそもそも凄い所なんだろうけれど)。でも、それってある意味諸刃の剣だとも思った。

2回目観たときは、次に何が起るか分かっているので、かなり印象が変わった。本当にびっくりするくらい細部が気になって、ストーリーの粗も気になった。その変わりといっては何だけれど、全体バランスから、アーロンのデントがそこまで悪くないかもと思い始めた。金髪優男風味を持ってくるのもテイストのバランスとして有だろうと。ただ、トゥーフェイスになってからはやっぱり役者のカラーと相容れなさが際立っていたかも。この辺りになると、色々自分妄想が頭を霞め始めます。
本編途中からデントをトゥーフェイスにせずに、そのまま復讐劇をさせて、最後にバッツのせいでトゥーフェイスになる(バッツもゴードンも、デントは死んだと思っていて、葬式も普通にやる…で、ラストにコインが出てきてー…みたいな)感じだったら次にも繋がるし、いいのになぁ…と思ってしまった。今回ジョーカーだけでお腹いっぱいだし(笑 並べられるとどうしてもデントの方が見劣りしてしまうので。(アーロンには役作りの時間も与えられるし、いっそ役者を変えても…ごにょごにょ)そしたらきっといい攻めになったと思っ(強制終了)

3回目はブルースの事を考えながら観たら今までで一番普通に流せた。自分事の恐怖でもなく、かといって第三者的傍観でもなく、渦中の人ですから。
ただ、初見でそういう見方が出来なかったって事は、そういう作りに出来てなかったって事だから、そこはある意味難有なんだろう。今回も考えながら観たのであって、素直な感情移入ではないです。<かなり無理矢理感漂う手法
ブルースの孤独とか恐怖っていうは気をつけて観ようとすれば伝わって来るけれど、もう少し、その辺りが演技で表現出来る時間的展開的余裕があってもよかったんじゃないかとも思う。それがあればベールはもっとやれたと思う。ひいき目かもしれんけど、ビギンズの時はやってたと思うし。疾走感重視でカットしてしまった余地だと思うわけだけれども。素のブルース今回少なかった…。
街が主役~とかどっかに書いてあったけれど、私はもっとブルースを主役にして欲しかったな。折角王子が頑張ったんだから(笑 ほら、主役とヴィランは二人で対になってこそ輝くんだから!

ラストのセリフとカット割りはとても好きです。真実だけでは駄目で、幻想が満たされなければ…っていうあれ。前回も思ったけど、ノーラン、ラストは上手いと思う。終わりよければでだまされそうになる(笑 アルフが手紙を燃やす所は何度見ても胸が熱くなります。アルフ、本当、貴方無しでは坊ちゃんは生きていけません。

3回観て、ある程度冷静になったところで、良い映画だったかと自問してみた。3度目の正直は良い映画だったと言っています。ちょっと展開重視のきらいはあるけれど、そこがこの映画の突き抜けた部分の一つでもあるので、一概に否定は出来ないと思うし、惜しいと思ったところは書いたので。
萌え映画だったかと自問してみた所、3度目の正直はイエスと言っています。もうかなり妄想で前が見えなくなってきているので、危険です。
初見時は萌えなんて、そんなこと考えられないんじゃあ…なんて思っていたのが嘘のようです。今となってはブルースを小出しにした事もノーランの仕掛けた罠だと思ってます(笑 ジョーカー→バッツasブルース→デント→レイチェル 素敵な一方通行だ…。
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