飛んだ！ 落ちた！

先日、出かけるために洗面所に篭もって身繕いをしている最中、隣の部屋に置いておいた化粧ポーチをうっかり家人が持って中身を落としました。

その時は深く考えなかったのですが、いざ口紅を塗ろうと、隣の部屋でポーチからブツを出し…たら中身が無いじゃ無いですか。すわ、折れて蓋の上に付いているんだろう！と思ったのですが、それも無し。しかし明らかにあったはずのものが無い。家人に問い詰めても、折れた断面があまりに綺麗に半円上に盛り上がっているため、そういうふうに使ったんだろうと言ってとりあって貰えません。
が、昨日まで5cmはあったものが、どうして、0.5cmになるものか。しかも、私は使い方が下手なので、真ん中は逆にえぐれていた！！と激しく反論。何故、毎日使っている人間の言い分を信じないのか、と憤るも、それよりも消えた4.5cmの行方が分からない。なんだかんだですったもんだした挙句、結局机の下に落ちてました……。家人が落とした時に折れたものが、私が蓋を取った衝撃で、飛んだという、考えてみれば当然の結末だったのですが、思い至らない…っていうのはすごいもので。
相手が折れたという可能性を真っ向から否定してきたせいもあり、思い込みに拍車がかかってしまったみたいです。考える方向が「使った」もしくは「消えた」になってしまって、その二つの隙間で現実的な思考が飛んだ。
どうやって「消えた」のか、言い合いながら私の頭の中は疑問符だらけでした。思い込みって恐ろしい。

まぁ、最終的には家人が落としたときに折れたことを認めて、謝ってはくれましたが、新しいものを与えてくれるわけではなく、落ちたのをセットし直して、よこしてきました。確かに使えるけどさー（しくしく　私の4.5cm…（涙